[事例63]19歳男性が3級で8800万円を取得したケース


  依頼者
 19歳男性

  傷病名・主な症状
 頭部外傷Ⅲ型,びまん性軸索損傷,外傷性クモ膜下出血,高次脳機能障害

  後遺障害等級
 3級3号

  自覚症状
 思考・判断能力低下,抑制低下,記憶障害。受傷当初は意識障害

  解決までの期間
 症状固定から1年3か月

  賠償金額
 保険会社の提示額は5100万円,最終示談額は8800万円

  3700万円の増額  

 

事故状況

信号のある交差点をバイクで直進中,対向右折車両と接触

 

H and パートナーズ 川西事故 解決事例

 

解決のポイント

 事故直後で未成年のご本人が意識不明の重体という状況であったため,当初は大変に動揺されておられたご家族の心理的ケアと寄り添いに特に注力しました。

 ご本人の意識が回復してからは,ご家族に,ご本人の事故前との様子の違いを可能な限り記録していただき,弁護士も頻繁に面談を行いその都度様子を記録するようにしました。

 というのも,事故態様や当初の診断名から,高次脳機能障害の可能性が強く疑われたところ,高次脳機能障害の認定においては日常生活での様子の変化が重要な判断要素となる一方で,事故から時間が経過するとご家族もご本人も現在の状態に慣れてしまって,違和感に気付きにくくなってしまうためです。

 このように,高次脳機能障害が疑われる事案では,当初からその可能性を意識して記録化することや,ご家族・ご本人と弁護士の密なコミュニケーションが特に重要になります。

 退院後は,弁護士が高次脳機能障害に詳しい医療機関をご紹介しました。高次脳機能障害の患者さんは,他者とのコミュニケーションが困難となり,社会的に孤立しがちであることから,症状をよく理解してくれる医師の診察を受けられることが重要ですが,高次脳機能障害に精通した医師は数少ないのが現状です。

 幸いにもご紹介した医療機関の医師はご本人との相性もよく,ご本人がまだ若年であったことや,リハビリに熱心であったことから,身体的には想像を超える回復をしました。

 認知機能には重い障害が残ってしまったものの,現状を的確に記載した後遺障害診断書,当初からご家族と弁護士で作成してきた記録に基づく日常正確報告書,医療記録や画像データ等を提出することで,後遺障害等級3級の認定を受けることができました。

 最終示談額は当方の過失が大きかったこともあり,8800万円にとどまったものの,保険会社の提示額より大幅な増額となり,今後の生活に大きな不安を感じておられたご家族もひとまず安堵されたご様子でした。

 弁護士費用特約で賄える弁護士報酬の額を超え,一部ご本人のご負担とはなったものの,それでも弁護士が介入しない場合に比べて相当高額な賠償額となりました。

 多額の賠償金を得たものの,ご本人の財産管理能力に不安が大きかったことから,保佐開始の申立ても当事務所にご依頼いただき,家庭裁判所での面談にも同席し,引き続き保佐人としてご本人のお手伝いをさせていただくことになりました。

 交通事故で脳障害などが残り,保佐人や後見人が必要となることはよくありますが,後遺症などのため知らない人とのコミュニケーションが難しい方は,事故とは別に保佐人等と新たに関係を築くことが難しいこともあります。

 保佐人等が必要となる可能性がある場合は,交通事故に関するご相談時に,保佐等の対応まで任せられるかを見据えて弁護士に依頼されることをお勧めいたします。

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