ペット死亡の慰謝料は認められないでしょうか?

Q 生後半年から9年間,大事に可愛がってきた愛犬が車にはねられ死亡しました。子供がいない私たち夫婦には家族同然の存在で,妻はショックから2週間寝込んでいます。加害者は「犬は法律上は物なので慰謝料は払えない」と言いますが,ペット死亡の慰謝料は認められないでしょうか。

 

A ご質問のご事情では,慰謝料が認められる可能性があります。

損害賠償の観点では,損害を被った対象を,人と物に分類し,人身損害と物的損害に区別しています。ペットは人ではないので,法律上は物と分類され,ペットが死傷した場合は,物的損害に区分されます。物的損害は損害が金銭的に填補されれば同時に精神的損害も回復すると考えられており,物的損害による精神的苦痛を理由とする慰謝料は原則として認められません。

 しかし,ペットは飼い主の家族の一員として,子供同然のかけがえのない存在となっていることは珍しいことではなく,むしろ飼い主にとって,このような愛情関係こそがペットとの本質的な関係であるといえますし,多くの物的損害には代替性があるのに対し,ペットには代替性がありません。

このようなペットの存在意義を認めて,物的損害の填補だけでは慰謝されることのない飼い主の精神的苦痛に対して,慰謝料を認めた裁判例もあります。

ご質問では,家族同然に長年ともに暮らしてきた愛犬が事故で死亡しており,精神的苦痛は多大であるとお察しします。過去の裁判例から,治療費等とは別に飼い主の心痛に対する慰謝料が認められる可能性があると思われます。


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