子供の手を離した隙に子供が飛び出したようです。母親の不注意を根拠に過失相殺はされないのでしょうか。

Q 運転中,2歳の子供が突然車道に飛び出してきて,衝突し,ケガをさせました。母親と一緒に横断歩道のない車道を横切ろうと待っていたところ,母親が携帯ゲームに気を取られて子供の手を離した隙に子供が飛び出したようです。母親の不注意を根拠に過失相殺はされないのでしょうか。

 

A ご質問のケースでは過失相殺が認められる可能性は高いでしょう。

 過失相殺が認められるためには被害者に過失相殺能力があることが必要です。被害者に過失相殺能力が認められない場合,加害者側に過失がある限り,加害者は損害の全額を賠償しなければならないのが原則です。

 しかし,自分の危険が判断できない程度の子供については,親などの監督者が子に代わって安全に責任を持つべきだとも考えられます。裁判所も,被害者本人だけでなく,被害者と身分上ないし生活関係上一体をなす関係にある者に過失がある場合には,その者の過失を「被害者側の過失」として被害者本人の過失と同視し,過失相殺が認められる,と判断しています。

 ご質問では,被害者は2歳の幼児ですから被害者本人については過失相殺ができません。もっとも,被害幼児は事故発生時に母親と一緒に交通量の多い車道を横切るというそもそも危険な行為に臨むところであり,母親としては子供の安全に当然注意を払うべきであるのに,携帯ゲームに夢中になって子供の手を離し,子供が飛び出したのですから,母親に過失があるといえます。母親の過失は被害者側の過失として,過失相殺が認められると思われます。


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