7歳の子が自転車で歩行中の女性に衝突しケガをさせました。治療費等請求は親が支払わなければなりませんか。

Q 7歳の子が自転車で坂道を猛スピードで降りて,ハンドル操作を誤り歩行中の女性に衝突しケガをさせました。今までも高速で坂道を走行して人にぶつかりかけ,学校から自転車が体格に合ってないからと買替や調整を言われましたが,特に何もしてきませんでした。被害者から治療費等請求されており,親が支払わなければなりませんか。

 

A ご質問の事情からすると,子に代わって親が賠償責任を負うべきと思われます。

 交通事故の加害者は被害者に対してケガをさせた場合,被害者は不法行為に基づく損害賠償請求をすることになりますが,加害者に不法行為による責任を問うには,加害者に責任能力(自分の行為から生じる法的責任の意味を判断できる能力。通常,小学卒業程度12歳から13歳程度で備わると解されていますが,事案によって判断はまちまちです。)が備わっている必要があります。責任能力を有しない者が他人に損害を与えた場合には,その者は被害者に対する賠償責任を負いません。この場合,その者に代わって法定監督義務者(未成年の子の場合は親)が,十分な監督義務を尽くしたことを立証しない限り,損害賠償責任を負います。そして,親が子の監督責任者としての損害賠償義務を免れることはなかなか困難です。

 ご質問のケースで,被害者への不法行為責任を負うのは,本来,加害者である子ですが,事故当時7歳と幼少で,およそ自己の行為の法的責任が判断できる状態にはなかったと考えられます。したがって,加害者に責任能力がない場合に該当し,子は被害者への賠償責任を負わず,子の親が,子への監督義務を十分に尽くしたことを自ら立証しない限り,子に代わって賠償責任を負うことになります。

 子は以前から坂道でスピードを出して走行し,人にぶつかりそうになって,学校からの注意を親も受けており,かつ,その自転車は子の体格に合わず,ハンドル制御が困難だったと考えられます。にもかかわらず,親は,特に何もしていなかったというのですから,親が,被害者に対して監督責任としての賠償義務を負うことになると思われます。

以上


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