無免許運転の17歳のバイクにぶつかり,骨折しました。治療費等を親に請求できませんか。

Q 無免許運転の17歳のバイクにぶつかられ,左手を骨折しました。1年程前から何度も勝手に知人のバイクを乗り回し,警察は何度も親を呼び出したようですが,親は大した注意もせず,少年は無免許運転を繰り返して事故に至ったようです。治療費等を親に請求できませんか。

 

A ご質問の事情では,親に請求できる可能性があると思われます。

 不法行為の加害者が未成年者であっても,責任能力があると判断された場合は,その加害者本人が不法行為責任として被害者に対する損害賠償義務を負います。もっとも,未成年者は資力に欠ける場合が多く,被害者に対する賠償責任が十分に果たされないリスクがあり,そのリスクを被害者が負うとすれば,損害の公平な分担は期待できません。

 交通事故に関する事案ではありませんが,最高裁は責任能力ある未成年の子が起こした不法行為につき,監督義務者である親に不注意があり,その不注意と未成年者の不法行為によって発生した損害との間に相当因果関係があれば,一般の不法行為責任を親に負わせることができると判断しました。

 交通事故についてもこの判例がリーディングケースとされており,①親が子の運転行為およびその危険性・未熟性を十分認知しながらその場で運転を制止しなかった場合や,②過去に事故歴や交通違反歴が多数あり,事故発生の可能性が十分あると知りつつ適切な対処を取らなかった場合,また,③事件発生時に子が特に病気,体調不良または飲酒等のために運転に危険があると知りつつ制止しなかった場合などには,親の監督不注意と損害との間の相当因果関係が認められる結果,親に賠償責任が発生すると解されています。

 ご質問では,17歳の少年が不法行為責任を負うことは当然ですが,親は,子の運転行為を放置すれば事故につながり他人に損害を与える危険があることを十分認識しながら放置したと評価される結果,親の監督不注意が事故による損害を生じさせたとして,親にも被害者への賠償責任が認められる可能性があるでしょう。


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