加害者に損害賠償請求したところ,事故から3年が過ぎて時効が成立しているから支払わない,と言われました。もう請求できませんか。

Q 夫は3年前に交通事故で意識不明となり半年間入院治療をしましたが,意識は戻らないまま2年前に亡くなりました。私は夫が亡くなる直前に大病を患い,やっと落ち着いてきたので,加害者に損害賠償請求したところ,事故から3年が過ぎて時効が成立しているから支払わない,と言われました。もう請求できませんか。

 

A ご質問では,ご主人の死亡時から3年以内であれば請求が可能です。

 交通事故による死亡の損害賠償を加害者に請求する場合,時効の起算点(時効が進行する時点)は事故時ではなく死亡時ですので,死亡時から3年以内に請求すれば時効は成立しません。

交通事故による損害賠償に関する消滅時効としては,以下のものがあります。

  • 不法行為に基づく損害賠償請求権の消滅時効

 損害および加害者を知った時から3年間,不法行為の時から20年間と定められています(民法724条)。「損害を知った時」とは,現在の実務では,死亡事故の場合は被害者の死亡時,受傷事故の場合はケガの完治時または症状固定時,物的損害の場合は損害発生時(事故時)と解されています。

②自賠法(自動車損害賠償補償法)16条1項に基づく被害者による自賠責保険会社に対する直接請求権

平成22年4月1日以降に発生した事故については3年,同日よりも前に発生した事故については2年の消滅時効にかかります。時効の起算点は,①と同様です。

③政府保障事業への補償請求権

 加害者が不明な場合や,加害者が自賠責保険に加入していない場合等に,必要最小限の救済を与えるため,自賠法で,自賠責保険と同額を被害者に保障する制度が設けてられており,時効は②と同様です。


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