何者かに自家用車を盗まれ、事故を起こされました。車両所有者の私に賠償請求すると言われましたが,私は責任を負わなければなりませんか。

Q 自宅前の路上にうっかり鍵をつけて一晩駐車していたところ,翌朝車が見当たらず,防犯カメラから,深夜何者かが車を盗み,駐車場を出た直後に人身事故を起こして逃げたことが分かりました。事故の被害者から,加害運転者が分からないので車両所有者の私に賠償請求すると言われましたが,私は責任を負わなければなりませんか。

A ご質問では,加害車両の所有者として,自賠法3条に基づく損害賠償責任を負う可能性があります。

自賠法は,自動車人身事故の被害者の迅速な保護・救済実現のため,自動車の「運行供用者 」に実質的な無過失責任を負わせています(運行供用者の責任については,3.029をご参照ください)。

運行供用者責任の根拠は,自己の車両の支配権(運行支配)と使用による利益(運行利益)を有する点にあります。

 泥棒運転の場合,車両所有者は,泥棒が自車を運転するなど予定も許容もしておらず,運行支配は認められないのが原則です。そして,車両窃盗の被害者なので,泥棒運転による運行利益もありません。したがって,車両泥棒の犯人が勝手に車両を乗り回して人身事故を起こした場合,車両所有者の運行供用者責任は原則として否定されます。

 ただし,自動車を盗まれたことにつき所有者の過失が大きいとみられる場合,例えば,施錠せずエンジンキーをつけたまま車を,路上や誰でも出入り自由な場所に完全に放置し,見知らぬ第三者による運転を許容したといわれてもやむを得ない場合には,車両所有者に運行供用者責任が認められることがあります。なお,窃盗と事故発生との時間的・場所的近接性を要件とする見解が有力です。ご質問の事情からすると,所有者の責任を問われる可能性は否定できないでしょう。


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