飲酒した人の車に同乗し、事故に遭いました。私も被害者に対して損害賠償責任を負いますか。

Q 部下と一緒に飲酒して,部下のろれつが回らず,足元もふらふらでひどく泥酔していると知りつつ,部下の運転する助手席に乗ってしまいました。途中,部下は歩道に突っ込み,歩行者に重傷を負わせました。私も,被害者に対して損害賠償責任を負いますか。

A 助手席同乗者も運転者とともに被害者への損害賠償責任を負うと思われます。

自動車の助手席に同乗し,助手席側の安全を確認したり,運転中に車両から降りて運転者のために後方確認を行う等の行為をする者(運転助手)は,その助手行為に過失があり,事故の発生がこの過失に起因する場合は被害者に対して損害賠償責任を負います。

運転助手の関与の態様・程度は様々で,過失の有無は事案ごとに個別具体的に判断されています。例えば,運転を妨害するような過度の話しかけなどにより運転者の前方不注意を誘発したり,暴走運転をことさら煽ったような場合,また,運転前に運転者とともに飲酒したうえで車両に同乗した場合などは,運転助手に過失があると判断されます。

 過去の裁判例でも,①運転者と運転助手がともに飲酒し,運転者が運転開始時に酩酊状態にあることを知りつつ同乗者は運転を制止せず,両者が宿泊する旅館に戻るための走行中に,専門学校生の原付バイクに追突し死亡させた事案,②運転者(事故当時19歳)と運転助手(当時20歳)が前日夕方から大量に飲酒し,運転者は運転中にも飲酒を継続していたところ,運転助手がたまたま先に下車した直後,運転者が横断中の歩行者男性をはねて死亡させた事案において,同乗者は運転を制止すべき義務を怠った過失があるとして,運転助手にも損害賠償責任が認められています。

 なお,飲酒運転の同乗者は,飲酒運転に関与した者として道交法上,懲役や罰金を内容とする処罰の対象となります。


初回相談無料 法律相談のご予約はお電話で 0120-745-014

当事務所の新着解決事例&トピックス

受傷部位・障害名別解決事例

    • 顔
    • 頭蓋骨
    • 高次脳機能障害
    • くも膜下出血
    • 目
    • 首(むちうち)
    • 鎖骨
    • 肩
    • 胸部
    • 橈尺骨
    • 手
    • 脊髄・脊柱
    • 腰
    • 膝
    • 大腿骨
    • 脛骨
    • 死亡事故
    • 物損事故
等級
  • 1級~8級
  • 9級
  • 10級
  • 11級
  • 12級
  • 13級
  • 14級
  • 認定なし
性別
  • 男性
  • 女性
職業・年代
  • 小児
  • 学生
  • 主婦
  • 会社員
  • シニア
症病の状態
  • 捻挫・むちうち
  • 骨折・打撲
  • 醜状障害
  • 高次脳機能障害
  • 機能障害
  • 死亡
  • その他
PAGE TOP