覆面パトカーに衝突され,大ケガをしました。パトカーは犯罪車両を追跡中とのことですが,警察に損害賠償請求できますか。

Q 青信号で交差点を直進中,サイレンもウインカーも出さずに猛スピードで対向車線から突然交差点に右折進入してきた覆面パトカーに衝突され,大ケガをしました。パトカーは犯罪車両を追跡中とのことですが,警察に損害賠償請求できますか。

A パトカー運転者である警察官は緊急走行時に求められる注意義務に反して事故を発生させた違法があるとして,警察官の属する地方公共団体の損害賠償責任が認められる可能性が高いと思われます。

 警察官は,通常,都道府県警察の職員で,地方公務員にあたります。国または公共団体の公務員がその職務に関連し故意または過失によって違法に他人に損害を与えた場合には,(その公務員の所属する)国または公共団体が損害を賠償する責任を負います。

 パトカーや消防車,救急車等は,特定の公益的な緊急用務を遂行するために走行する際,道交法上の緊急車両として一般車両とは異なる取り扱いを受けます。緊急走行中は,一定音量以上のサイレンを鳴らし,赤色警告灯を付けることが義務付けられ,また,一般車両に優先する走行ができ,通行区分,信号や一時停止指定箇所での一旦停止義務,追越禁止等一定の交通規制の適用を除外されます。緊急車両が道交法上の停止義務(一時停止指定箇所や赤信号)を履行せず進行する場合には,「他の交通に注意して徐行しなければならない」と道交法で定められています。

 追跡の対象者自身が被害者になる場合には,追跡の必要性がなく,または,追跡の開始,継続,追跡の方法が不相当である場合に限って警察官の過失が認められます。

 追跡対象車両以外の第三者が被害者の場合は,警察官の過失が認められる可能性はより高くなります。①緊急走行中の救急車が赤信号で交差点左折時,右側(青信号)からの直進車を十分確認せず直進車と衝突した事案で,緊急自動車も安易に一般車両が道を譲ると期待すべきでなく安全を確認すべきとして救急車の過失を認定したもの,②覆面パトカーが速度違反者を追跡走行中,サイレンを鳴らさず警告灯もつけず速度超過で交差点に直進入し,右折車が譲るだろうと速断して右折車と衝突した事案において,パトカー運転者の過失を認めたものがあります。


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