休業損害を請求したところ,加害者に会社役員は休業損害を請求できないと言われましたが,本当でしょうか。

Q 私は兄の経営するリフォーム業者(他に従業員2名)の専務取締役ですが,毎日現場でクレーン操作や建物解体などの肉体労働に従事し,年収は300万円程度で他の従業員と変わりません。先日,交通事故で骨折し,長期間働けず休業損害を請求したところ,加害者に会社役員は休業損害を請求できないと言われましたが,本当でしょうか。

A ご質問者の場合には,休業損害を請求できる可能性が高いと思われます。

 交通事故によるケガの治療などのため休業し,収入が得られなかった場合には,現実に減収があった場合に休業損害として認められるのが原則です。

 会社役員の収入は,会社の利益配当としての報酬と,提供した労務の対価としての給与に分けられます。被害者が会社役員の場合,会社からもらっている金員がいずれに該当するかを,稼働や職種等の実態から判断し,労務の対価部分に限り,休業損害の対象となります。

 過去の裁判例から,会社の規模,被害者が実際に従事していた仕事内容,事故前後における報酬額の増減,他の従業員の賃金との比較等を要素として労務の対価部分を認定していることがうかがわれます。

 ご質問では,役員の地位にはありますが,勤務先の規模は小さく,その就業実態は現場作業そのもので年収は300万円ほどで不相当に高いとも言えず,他の一般従業員と変わらないことを踏まえると,収入の全額か,少なくともその大半は労務の対価部分と認定される可能性が高く,その額を基礎として休業損害を請求できると思われます。


初回相談無料 法律相談のご予約はお電話で 0120-745-014

当事務所の新着解決事例&トピックス

受傷部位・障害名別解決事例

    • 顔
    • 頭蓋骨
    • 高次脳機能障害
    • くも膜下出血
    • 目
    • 首(むちうち)
    • 鎖骨
    • 肩
    • 胸部
    • 橈尺骨
    • 手
    • 脊髄・脊柱
    • 腰
    • 膝
    • 大腿骨
    • 脛骨
    • 死亡事故
    • 物損事故
等級
  • 1級~8級
  • 9級
  • 10級
  • 11級
  • 12級
  • 13級
  • 14級
  • 認定なし
性別
  • 男性
  • 女性
職業・年代
  • 小児
  • 学生
  • 主婦
  • 会社員
  • シニア
症病の状態
  • 捻挫・むちうち
  • 骨折・打撲
  • 醜状障害
  • 高次脳機能障害
  • 機能障害
  • 死亡
  • その他
PAGE TOP